
「XAUUSDはFXよりも利益を得やすい?」
「XAUUSDの特徴がわからない」
と悩んでいませんか?
XAUUSDは、多くの海外FX業者でも取り扱っている人気の高い商品です。
ボラティリティが高いため、XAUUSDの取引で利益を得たいと考えている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
・XAUUSDの人気が高い理由
・XAUUSDを取引するメリットやデメリット
・XAUUSDの取引の始め方や分析方法
記事の最後では、XAUUSDの取引におすすめの海外FX業者も紹介します。これから、XAUUSDの取引をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
XAUUSD(ゴールド)とは?

XAUUSDとは、金価格に連動している差金決済取引ができるCFD商品です。
FXのようにXAUUSDを買った価格と売った価格差で損益が決まるため、実際にゴールドを保有していなくても利益を得られる可能性があります。
例えば、XAUUSDが1800の場合、1トロイオンスあたり1800米ドルです。
トロイオンスとは、金やプラチナなど貴金属に使用される国際的な単位で、1トロイオンス=31.1034768グラムと定められています。
なお、ユーロ建て(XAUEUR)や豪ドル建て(XAUAUD)など、ドル建て以外の商品を取り扱っている海外FX業者も一部あります。IronFXでは、ユーロ建て(XAUEUR)の取り扱いがあります。
とはいえ、ゴールドを取引するのであれば、ほとんどの海外FX業者で取り扱いがあるXAUUSDを選んでおくのが無難です。
XAUUSDはCFDで使用されるケースが多い
ゴールドを取引する方法は、以下の5種類です。
• 金地金
• 純金積立
• 投資信託
• 金ETF
• CFD
このうち、XAUUSDは、CFDで利用されるシンボル名です。
以下の表を見ても分かる通り、ほとんどの海外FX業者ではシンボル名にXAUUSDを採用しています。
FX業者 | ゴールドのシンボル名 |
Bahan pendidikan | XAUUSD |
XM | GOLD |
FBS | XAUUSD |
AXIORY | XAUUSD |
Titan FX | XAUUSD |
LAND Prime | XAUUSD |
FXGT | XAUUSD |
そのためXAUUSD=ゴールドのCFD商品と考えて問題ありません。
なぜXAUUSD(ゴールド)は投資家に人気なのか?
海外FX業者やCFD業者において、XAUUSD(ゴールド)は投資家に人気の金融商品です。
実はXAUUSDには、他の金融商品と比較した際に以下のような特徴があります。
1.安全資産としての価値
2.高いボラティリティで大きな利益を狙える
3.情報収集がしやすい
4.24時間取引できる
ここからは、XAUUSDが投資家に人気がある秘密について詳しく見ていきましょう。
1.安全資産としての価値
金(ゴールド)は、以前より安全資産として多くの投資家に愛されてきたため、投資家から人気がありました。
その理由は、金がインフレや地政学的リスクから資産を守るヘッジ(リスク回避)手段として機能するからです。
通常、世界の経済が不安定になったり、インフレが加速したりすると、多くの投資家は自国の通貨や株式といったリスク資産を売却し、より安定した価値を持つ資産へと資金を移動させます。金はそのもの自体に価値があり、供給量も限られていることから、避難先として選ばれるのです。
例えば、金融危機、大規模な紛争、あるいは通貨価値の急落といった事態が発生すると、金の需要が急増し、価格が上昇しやすくなります。
金は単なる投資商品ではなく、世界経済の不確実性に対する保険のような役割を果たしており、ポートフォリオの安定性を高める上で不可欠な存在となっています。
2. 高いボラティリティで大きな利益を狙える
XAUUSD(ゴールド)はFXよりもボラティリティが高いCFD商品です。
実際、XAUUSDはレンジ相場であっても10ドル(100pips)動くケースは珍しくなく、1日で100ドル(1,000pips)動く日もあります。

仮にゴールドを1ロット取引して100ドル動いた場合、1日で100万円の利益を得られる可能性もあります。
FXでもボラティリティが高いといわれているポンド円でさえも1,000pips動く日はほとんどありません。
したがって、普段取引しているFXの通貨ペアでは得られる利益が少ないと感じている方には、XAUUSDの取引をおすすめします。
3. 情報収集がしやすい
XAUUSD(ゴールド)は、CFDの中でも世界中の投資家が注目している商品です。
実際に戦争や災害の発生や世界的な景気が悪化すると、株式投資などを行っているトレーダーが資金の退避先としてゴールドを選ぶほどです。
そのため、インターネットやTVでもゴールドに関連するニュースやアナリストの経済レポートがたびたび配信されています。
・Yahoo!ニュース
・コイン・テレグラフジャパン
・日本経済新聞
・Investing.com
・みんかぶ(先物)
投資初心者であっても、売買の判断材料を見つけやすいため、他のCFD商品よりも取引がしやすいでしょう。
IronFXでも、毎週XAUUSD(ゴールド)の市況レポートをテクニカル分析と一緒に提供しています。
4. 24時間取引できる
XAUUSD(ゴールド)は、平日なら24時間取引できます。
日本時間深夜の時間帯に世界経済に大きな影響を与える事件が発生しても、すぐに対応できます。
また、昼間に仕事が忙しい方でも夜の時間帯に取引できるので、自身のライフスタイルに合わせて取引が可能です。
このようにXAUUSDは、取引できる時間が限られている人にもおすすめの投資先です。
XAUUSD(ゴールド)の価格を動かす5つの要因
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XAUUSD(ゴールド)の取引をする際、価格を動かす要因を知っておくことが重要です。XAUUSDの価格を動かす要因は主に5つあります。
1.米国の金融政策とドル相場
2.世界のインフレ動向
3.地政学リスク(戦争や紛争)
4.中央銀行の動向
5.株式市場との関係
それぞれの要因について順番に見ていきましょう。
1. 米国の金融政策とドル相場
1つ目の要因は、米国の金融政策とドル相場です。XAUUSD(ゴールド)は通常、米ドル建てで取引されるため、ドルの価値が変動すると、金の価格にも影響が及びます。したがって、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を引き上げると、ドルが高騰し、ドル建ての金は相対的に割高になるので、金の需要の減少により価格が下落しやすくなります。
逆に、FRBが金利を下げるとドル安が進み、金は割安に感じられるため、需要の増加に伴い価格は上昇しやすくなるのです。
XAUUSDの取引をする際は、米国の金融政策のなかでも金利政策に注目しておきましょう。
2. 世界のインフレ動向
2つ目の要因は、世界のインフレ動向です。XAUUSD(ゴールド)は、インフレ(物価上昇)に対するヘッジ(リスク回避)資産として広く認識されています。 原油価格の高騰などの要因によりインフレが進むと、購買力が低下するので、
多くの投資家は資産の減少を抑えるために供給量が限られている金へと資産を移動させる傾向があります。その結果、金の需要が高まり、価格が上昇しやすくなるのです。
3. 地政学リスク(戦争や紛争)
3つ目の要因は、戦争や紛争といった地政学リスクです。戦争や紛争が起きて情勢が不安定になると、株式や投資信託の値動きが値下がりするリスクが高くなります。
そのため、株式や投資信託などを売却して値下がりリスクが低い金へ資産を移動させる動きが活発化しやすくなります
歴史的に見ても、湾岸戦争が起きる直前やリーマンショック直後には、長期的に金価格の上昇が起きていることは確かです。
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ただし、ニュースで買って事実で売るという相場の格言にあるように、湾岸戦争が起きた際は、いざ戦争が起きた後に値下がりしました。
地政学リスクの不安がある場合でも、投資するタイミングには注意しなければなりません。
4. 中央銀行の動向
4つ目の要因は、中央銀行の動向です。アメリカの中央銀行は世界最大の金保有者のため、売買が行われると市場に大きな影響を与えるかもしれません。
さらに、近年、新興国や一部の先進国の中央銀行は、外貨準備資産の多様化や自国通貨の安定化を図る目的で、金の購入を増やしています。
例えば、2025年6月10日18時に日本経済新聞の報道によれば、中国では外貨準備に占める金の比率が3年で2倍になったことが明らかになっています。
新興国の中銀、米ドル離れで金積み上げ 中国保有比率3年で2倍
新興国の中央銀行が、安全資産とされる金(ゴールド)を積み上げている。米ドルへの信認が揺らぎ、ウクライナ侵略など地政学リスクも緩む気配がない。米国債の保有を減らす中国は外貨準備に占める金の比率が3年で2倍になった。
出典:日本経済新聞
中央銀行の買い越しがさらに活発化すれば、金の需要を押し上げる可能性があるので、金価格が上昇する可能性があります。
5. 株式市場との関係
5つ目の要因は、株式市場との関係です。XAUUSD(ゴールド)の価格は、株式市場のパフォーマンスと逆相関になる傾向があるので注意が必要です。
株式市場が好調のとき、投資家はより高いリターンを求めて株式に資金を集中させる傾向があるので、安全資産である金の需要は低下しやすくなります。
一方で、株式市場が弱気相場になった場合、投資家はリスクを回避するために資産を金へ移動させることがあります。
よって、世界的に株式市場の値動きが上昇から下落に転じた場合、金に投資しておくことで資産を守ることが可能です。

XAUUSD(ゴールド)取引のメリット・デメリット
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XAUUSD(ゴールド)を取引する際には、メリットだけでなくデメリットもあります。
・メリット1:ゼロカットシステムがあるので損失が限定的
・メリット2:高いレバレッジで大きな利益を狙える
・デメリット1:FXと同じ感覚で取引すると大きな損失を被る
・デメリット2:早朝はスプレッドが拡大する業者もある
・デメリット3:ロングで取引するとスワップポイントの支払いが必要
XAUUSDを取引する場合は、事前に確認しておきましょう。
メリット1:ゼロカットシステムがあるので損失が限定的

FXと同様に、CFD商品を取引するケースでも含み損が拡大して証拠金維持が著しく低下すると、ロスカットが執行されない可能性があります。
そうなると、含み損が口座残高を超え、FX業者によっては借金を負うリスクが発生するので注意しなければなりません。
しかし、ゼロカットシステムを導入している海外FX業者であれば安心です。含み損が口座残高を超えても、FX業者が残高をゼロに戻します。
相場環境が急激な変化した局面であっても、損失は入金額に限定されるので、安心して取引できます。
IronFXでもこのゼロカットシステムを採用しているので、安心してXAUUSDを取引できます。
メリット2:高いレバレッジで大きな利益を狙える
ほとんどの海外FX業者では、CFDのレバレッジはFXよりも低いです。
しかし、XAUUSD(ゴールド)はCFDの中でも高いレバレッジで取引できるFX業者が多くあります。
実際にどのFX業者もXAUUSDは、他のCFD商品よりもレバレッジが高いです。
XAUUSDのレバレッジ | XAUUSD以外のレバレッジ | |
Bahan pendidikan | 1000倍 | 貴金属(XAUUSD以外):50〜100倍 株価指数:33.3〜200倍 株式:20倍 先物:33.3〜200倍 コモディティ:33.3〜200倍 |
XM | 1000倍 | エネルギー:200倍 コモディティ:50倍 貴金属(ゴールド以外):100〜750倍 株式指数:75〜500倍 株式デリバティブ:20倍 仮想通貨:500倍 テーマ型指数:50倍 |
LAND Prime | 2000倍 | 貴金属(XAUUSD以外):2000倍 株価指数:200倍 株式:20倍 エネルギー:200倍 仮想通貨:100倍〜500倍 |
AXIORY | 100倍 | 貴金属(XAUUSD以外):20倍〜100倍 ETFおよび現物株:1倍 株式CFD:5倍 株価指数CFD:50〜100倍 エネルギー:20倍 |
例えばIronFXの場合、他のCFD商品は高くても200倍ですが、XAUUSDなら1000倍のレバレッジで取引可能です。
XAUUSDのポジションを保有するのに必要な証拠金が少ないので、より多くのロットで取引できます。
そのため、他のCFD商品よりもたくさんの利益を狙えます。
最大1000倍のレバレッジでゴールドの取引を始めましょう!
デメリット1:FXと同じ感覚で取引すると大きな損失を被る
CFDはボラティリティが高いため、大きな利益を狙える反面、逆に損失額が高くなるリスクもあります。
XAUUSD(ゴールド)は0.1ドルで10pipsの値動きになります。仮に1ロット取引した場合、FXと比べても損益が大きくなるので注意が必要です。
1ロット取引した場合の損益 | |
FXの通貨ペアで1pips動いた場合 | 1,000円 |
XAUUSDで1ドル動いた場合 | 1万円 |
したがって、ゴールドを取引する時は、ロットを上げすぎてはなりません。
特に、FX初心者は大きな損失を避けるために0.01ロットから徐々に取引に慣れていきましょう。
デメリット2:早朝はスプレッドが拡大する業者もある
一般的に早朝は市場参加者がほとんどいないため、スプレッドが大きく広がりやすい傾向があります。
XAUUSD(ゴールド)についても、FXほどではないですが、スプレッドは広がりやすくなるので注意が必要です。
例えば、ある海外FX業者では通常時は2.5pips〜3pipsですが、朝6時には4pips、朝7時には9pips以上にスプレッドが拡大します。
したがって、スプレッドが広がる早朝にスキャルピングやデイトレードの取引は行うと、利益を得にくいので注意しましょう。
デメリット3:ロングで取引するとスワップポイントの支払いが必要
XAUUSD(ゴールド)をロングで取引した場合、日をまたぐごとに10ポイント以上のスワップポイントを支払わなければなりません。
以下の表は、各海外FX業者のスワップポイント一覧です。
XAU/USD (ロングスワップ) | XAU/USD (ショートスワップ) | |
Bahan pendidikan | -19.80 | 12.20 |
XM | -53.8 | 19.0 |
BigBoss | -30.4 | 19.0 |
FXGT.com | -38.1 | 10.0 |
Titan FX | -49.4 | 16.1 |
ポジション保有日数が長期化すると、スワップポイントの負担が大きくなってしまいます。
そのため、スイングトレードやポジショントレードをする際には、注意が必要です。
ただし、ポジション保有期間が短ければ大きな影響はないので、そこまで気にする必要はありません。
また、ショートポジションを保有した場合は、ポジション保有期間が長くなるほど多くのスワップポイントを受け取れます。
スワップポイントで稼ぐことは可能?おすすめの通貨ペアや損するリスクを解説
XAUUSDを取引するなら知っておきたいポイント
この章では、XAUUSD(ゴールド)を取引するなら知っておきたいポイントをいくつか紹介します。これからXAUUSDを取引する予定がある場合は、必ず確認しておきましょう。
ゴールドの取引の始め方
XAUUSD(ゴールド)はFX業者で取引が可能です。口座開設から注文までの手順は以下の通りです。
1.口座開設をする
2.取引ツールをダウンロード
3.入金する
4.注文する
海外FX業者では、一度口座を開設すれば、FXだけでなくCFDの取引もできるので、国内FX業者のように専用口座を開設する手間はかかりません。
口座開設する際は、個人情報や開設した口座を入力し、本人確認書類と住所証明書類を提出します。
口座開設は最短数分〜数時間ほどで完了します。
口座開設の完了後、MT4やMT5などの取引ツールのダウンロードを行いましょう。次に、銀行送金やクレジットカードなどで口座へ入金します。入金したお金が取引口座へ反映されるまでにかかる時間は最短即時から1営業日前後が目安となります。
入金完了後、MT4やMT5からXAUUSDのチャートを表示して、買い(Buy)または売り(Sell)のボタンを押し、ロットを入力すれば注文が可能です。
なお、ゴールド(XAUUSD)を取引できるおすすめの取引所は、以下で詳しく解説しています。
XAUUSD(ゴールド)の取引所6選! 海外FXで取引するメリットや注意点を解説!
勝つための分析方法や戦略は?
XAUUSD(ゴールド)の取引で利益を得るためには、以下のようなトレード戦略や分析方法がおすすめです。
・トレンドフォロー戦略
・米ドルの経済指標とニュースを確認する
トレンドフォロー戦略とは、相場の流れに乗って大きな利益を狙う方法です。ゴールドは一度発生したトレンドが長期間続く傾向があります。
したがって、短期移動平均線(例:25日)が長期移動平均線(例:75日)を下から上へ突き抜けたタイミングでエントリーすれば、
トレンドに乗れる可能性があります。さらに、トレンド相場中にローソク足が移動平均線に触れたタイミングで押し目買いをすれば、ポジションの積み増しもしやすいでしょう。

また、米国の雇用統計や消費者物価指数(CPI)など米国の主要な経済指標発表時には、米ドルの動向が大きく変動することでXAUUSDの価格も変動しやすくなります。
他にもや戦争や政情不安などの地政学リスクや中央銀行の金利政策にも注目しておけば、XAUUSDを売買判断する際の材料となります。
まとめ:XAUUSDはリスクを理解した上で取引を始めよう

XAUUSD(ゴールド)は、近年の金価格の高騰に伴い注目されている金融商品です。また、FXと比べるとボラティリティが高い、トレンドが長期間継続する傾向があるといった特徴からトレンド相場での取引で大きな利益を期待できます。
その一方で、エントリーと逆方向に動くと、大きな損失を被るリスクもあります。また、ロングポジションを持つと多くのスワップポイントを支払う必要があるので注意が必要です。
XAUUSDの取引を行うのであれば、レバレッジが高く、ボーナスをたくさんもらえるIronFXがおすすめです。
何かわからない点や不安な点があれば、日本人スタッフがライブチャットで対応するので、海外FXが初めての方でも安心して利用できます。
ぜひ、口座開設してみてください。
IronFXのメリットや具体的な口座開設の流れをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
〉IronFXのメリットと口座開設方法を徹底解説