The RBA surprisingly remains on hold

今日のアジア時間、RBAは「利上げの影響を見極めるのに時間がかかる」として、25bpの利上げを予想したにもかかわらず、意外にも据え置きを維持した。とはいえ、インフレ率は依然として高く、今後さらなる引き締めが必要になる可能性もある。昨日の米国市場では、6月の米ISM製造業PMIが市場アナリストの予想を下回った。この予想を下回る数値は、FRBによる積極的な金利政策により、米国経済が近い将来リセッションに陥るのではないかという市場の懸念を浮き彫りにした。

米国株式市場では、EVメーカーのリビアンが、客であるアマゾン（#AMZN）のために、欧州圏への電気宅配バンの配送を拡大すると発表した。ブルームバーグによると、同社は今後数週間で、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ベルリンなどで約300台のEDVを展開するという。

商品市況では、サウジアラビアが原油価格の上昇を図るため、減産を1ヵ月延長すると発表した。しかし、インドの製油所は、ロシアの原油代金を中国元で支払うと発表した。このような動きは、ロシアが制裁を回避するのに役立つ可能性があり、OPECの原油減産の試みを弱体化させる可能性さえある。よりグローバルな地政学的問題としては、米中関係の悪化が続いていることが挙げられる。米国は本日未明、明らかに報復措置として、中国のクラウドコンピューティングサービスへのアクセスを制限すると発表した。ロイターの報道によると、アマゾン（#AMZN）やマイクロソフト（#MSFT）といった企業は、高度なAIチップを使用するクラウドコンピューティングサービスへのアクセスを中国の顧客に提供する前に、米国政府の承認が必要になるという。長期的には、このようなシナリオは、国産チップの生産を大幅に改善しようとする米国の努力を妨げるだろう。