金曜日に米ドルは比較的安定して推移したが、6月のインフレ圧力が引き続き下落していることが新たな指数で示された。
このシナリオは、第2四半期のGDP速報値の上昇と相まって、米国経済が景気下落を回避できるのではないかという市場の期待を高めるものとなった。FRBによる利上げ継続への圧力が一段と和らいだように見えることから、この指数は米国株の上昇材料となった。
豪ドル投資家は、明日のRBAの金利決定に注目するとみられる。RBAは4.10%の据え置きが予想されており、AUDOISはこのシナリオが実現する可能性を77.82%と示唆、その他は25bpの利上げの可能性も示唆している。
豪経済のインフレ圧力が緩和していることから、RBAは当面金利を据え置き、これまでの引き締めの全体的な効果を再評価することを好むだろう。ロウ総裁の書簡で今後の利上げに疑問が示された場合、豪ドル安が予想される。
その他の注目材料
今日の欧州市場では、英国の7月全国住宅価格、チェコの第2四半期GDP速報値、ユーロ圏の7月消費者物価指数速報値、ユーロ圏の第2四半期GDP速報値が発表される。明日のアジア時間には、オーストラリアでRBAの金利決定が発表されるほか、ニュージーランドの6月建築許可件数、日本とオーストラリアの7月製造業PMI確定値、オーストラリアの6月建築承認件数、中国の7月Caixin製造業PMIが発表される。
今週の指数発表
火曜日は、ドイツの7月製造業PMI最終指数と米国の7月ISM製造業PMIが発表される。水曜日は、ニュージーランドの第2四半期雇用統計が発表される。木曜日は、オーストラリアの6月貿易収支、スイスとトルコの7月消費者物価指数、米週間新規失業保険申請件数、米6月工場受注率、米7月ISM非製造業PMIに注目。木曜日は、英国のBOE金利決定、チェコのCNB金利決定の発表がある。金曜日は、ドイツの6月鉱工業受注率からスタートし、米国とカナダの7月雇用統計に注目する。
USD/JPY 4時間チャート

Support: 140.80 (S1), 139.10 (S2), 137.45 (S3)
Resistance: 141.50 (R1), 143.35 (R2), 145.10 (R3)
AUD/USD 4時間チャート

Support: 0.6595 (S1), 0.6545 (S2), 0.6460 (S3)
Resistance: 0.6700 (R1), 0.6765 (R2), 0.6835 (R3)




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