FRBが利上げサイクルの終わりに近づいており、金利が以前の予想ほど上昇しないかもしれないという市場の期待が強まる中、米ドルは金曜日に他の通貨に対して弱含みで推移している。 米国では12月の消費者物価指数が鈍化し、市場心理が好転した。
一方、日本円は対米ドルで7ヶ月ぶりの高値となった。これは、日銀が水曜日の次回会合で金融政策をさらにタカ派寄りに調整するとの市場予想があるためである。 日銀がイールドカーブコントロール政策をさらに微調整する、あるいは完全に放棄する可能性に期待が集中しているようだ。
さらに、為替市場では、豪ドルが対米ドルで8月末以来の水準である70セントの心理的水準を試すなど、上昇したことにも注目したい。 中国経済が再開されたことで、の原料輸出が増加するとの期待が高まったことに加え、市場心理の改善、米ドル安、オーストラリアの多くの好財務指数が豪ドルの押し上げ要因になったことも注目される。
明日のアジア時間では、中国の第4四半期GDPの発表が予定されており、減速の可能性があれば、豪ドルに対する強気の姿勢を緩和させるだろう。
その他の注目材料
今日の欧州では、私達はノルウェーの12月の貿易指数の発表に注意し、米国では、カナダの11月の製造業売上高の伸び率、スイスのダボスで世界経済フォーラムが開始されることになっている。明日のアジア時間では、私達は中国の第4四半期のGDP成長率の発表を強調する。
今週の指数発表:
火曜日:第4四半期の中国のGDP成長率、11月の英国の雇用指数とカナダの12月の消費者物価指数レート 水曜日:日銀の金利決定の発表、金融指数としては、11月の日本の機械受注、12月の英国の消費者物価指数レート、12月の米国の小売売上高と同月の工業生産高 木曜日:日本の12月の貿易統計、オーストラリアから12月の雇用統計、米国から1月の週間新規失業保険申請件数とフィリーフェッドビジネスインデックス、トルコの中央銀行とノルウェーのノルウェー銀行の金利決定 金曜日:日本の12月の消費者物価指数、英国の12月の小売売上高、スウェーデンの12月のGDP、カナダの11月の小売売上高成長率
USD/JPY 4時間チャート

Support: 126.50 (S1), 124.00 (S2), 121.50 (S3)
Resistance: 128.60 (R1), 131.40 (R2), 134.80 (R3)
AUD/USD 4時間チャート

Resistance: 0.7010 (R1), 0.7125 (R2), 0.7265 (R3)



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