米国と英国の長期休暇を終えて市場が再始動する中、低ボラティリティを特徴とするやや静かな市場において、米ドルは比較的横ばいで推移していることに注意したい。そうであれば、リスク資産に何らかのサポートが入るかもしれない。 一方、5月のコアPCE価格指数が加速したことで、多くのFRB政策担当者がより厳しく、よりタカ派の傾向を採用する可能性があり、その結果、市場のポジティブさが制限されるだろう。
また、先週のエヌビディアの決算発表が人工知能(AI)熱を高めるなど、ハイテク株が株式市場を席巻しているようだが、これらすべてが米国株式市場にも影響を及ぼすと予想されている。ナスダックは、他の米国株式市場の指数よりも速いペースで上昇しており、買われ過ぎのため、注意が必要だ。
為替市場では、トルコリラの弱含みに注目している。エルドアン大統領が再選され、5年の任期が延長されたことで、市場は異例の経済政策の継続を期待するようになった。インフレ率は前年比43.68%(公式発表)、外貨準備高はマイナスに落ち込み、CBRTは利上げの意欲を見せず、実質的にエルドアンの意向に沿った形でリラを支えているように見える。一方、工業団地が持ちこたえていることや、観光シーズンが始まったことで、今後数ヶ月の間に為替収入を得られることに留意する必要がある。
その他の注目材料
In today’s European session we note the release of Sweden’s, Switzerland’s and the Czech Republic’s GDP rates for Q1, while from Switzerland we also get the KOF indicator for May and from the Eurozone the Business climate, Economic sentiment and consumer confidence indicators all being for May. In the American session, we note the release of Canada’s current account balance for Q1 and the US consumer confidence for May and on the monetary front we note that Richmond Fed President Barkin is scheduled to speak. During tomorrow’s Asian session, we note the release of Japan’s preliminary industrial output growth rate for April, China’s NBS manufacturing PMI figure for May and Australia’s CPI rates for April, while RBA Governor Lowe is scheduled to speak.
USD/JPY 4時間チャート

Support: 139.90 (S1), 137.55 (S2), 135.15 (S3)
Resistance: 1342.20 (R1), 145.10 (R2), 147.35 (R3)
USD/TRY H4 Chart

Support: 20.0000 (S1), 19.6080 (S2), 19.0000 (S3)
Resistance: 20.5000 (R1), 21.0000 (R2), 21.5000 (R3)



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