FRBが実施した調査によると、米国の銀行の与信基準は引き締まり、融資需要は減少した。
第2四半期のGDP成長率が加速したにもかかわらず、米製造業は依然として米経済の「問題児」であることから、本日は同部門の経済活動水準を測る7月のISM製造業PMIに注目したい。同指標の数値は改善する見込みだが、依然としてカットオフポイントである50を下回ると予想されるため、同部門の経済活動は9ヵ月連続で再び縮小することになる。 同指標がパンデミック後の最低値であった6月の46を下回れば、米ドル安が進行するだろう。
その他のニュースとしては、RBAが本日の会合で予想通り4.1%の据え置きを維持したことが挙げられる。 ロウ総裁の声明文では、「これまでの利上げの影響と経済見通しを評価するためのさらなる時間を提供する」として、据え置きを選択したことが述べられている。この決定は市場参加者にハト派的と受け止められ、発表時の豪ドル相場の重荷となる傾向があった。市場は、中銀は利上げの限界に達し、
年末まで据え置くと予想しているようだ。したがって、金融政策の見通しが豪ドルにやや重くのしかかるだろう。ただし、日銀、ECB、FRBなど他の中央銀行も同様に、ターミナル・レートに近づいているか、あるいはターミナル・レートに達していることに注意する必要がある。
その他の注目材料
本日の欧州市場では、英国の7月全国住宅価格、ドイツと英国の7月製造業PMI(最終値)が発表される。米国市場では、カナダのS&Pグローバル製造業PMIが発表され、
米国では6月のJOLTS求人倍率が発表される。明日のアジア市場では、ニュージーランドの雇用統計が発表され、日本からは日銀が15日と16日に開催された金融政策決定会合の議事録を公表する。
NZD/USD 4時間チャート

Support: 0.6120 (S1), 0.6050 (S2), 0.5980 (S3)
Resistance: 0.6230 (R1), 0.6305 (R2), 0.6410 (R3)
AUD/USD 4時間チャート

Support: 0.6620 (S1), 0.6545 (S2), 0.6460 (S3)
Resistance: 0.6725 (R1), 0.6810 (R2), 0.6890 (R3)




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