世界経済の減速に対する懸念とFRBの思惑が市場の不安材料となっている。 また、先週木曜日のBOEの50bpの利上げは、金融引き締めによって引き起こされる英国経済の下落の可能性に対する市場の懸念を強めているようだ。
ユーロ圏では、金曜日に発表された6月のPMI速報値が製造業セクターへの懸念を強め、特にドイツでは、12ヵ月連続で経済活動の縮小がさらに深まったことが指摘された。 日本政府は円安に反対するレトリックをエスカレートさせているようで、日銀の意見要旨はハト派寄りであり、円安へ導くだろう。
より深いファンダメンタルズレベルでは、ロシアのワグネルグループの反乱がルーブル安をもたらした。
その他の注目材料
今日はドイツのIFO企業景況感指数、英国のCBI指標、そして米国のダラス連銀製造業景気指数(いずれも6月)が発表される。
今週の指数発表:
火曜日:イギリスの6月全国住宅価格、米国の5月耐久財受注、カナダの5月消費者物価指数、米国の6月消費者信頼感指数が発表される。 水曜日:ドイツの7月GfK消費者景況感指数の発表がある。 木曜日:オーストラリアの5月小売売上高伸び率、ユーロ圏の6月景況感、米国の週間新規失業保険申請件数、ドイツの6月消費者物価指数速報値、米国の第1四半期GDP確定値が発表される。 金曜日:日本から6月の東京都消費者物価指数と5月の鉱工業生産速報値、中国から6月のNBS製造業PMI、英国から第1四半期のGDP、フランスとユーロ圏から6月の消費者物価指数速報値、スイスから同月のKOF指標、米国から5月の消費税率とコアPCE価格指数、カナダから4月のGDP、米国から6月のUOM最終消費者景況感が発表される。
EUR/USD 4時間チャート

Support: 1.0855 (S1), 1.0695 (S2), 1.0525 (S3)
Resistance: 1.1000 (R1), 1.1175 (R2), 1.1370 (R3)
GBP/USD 4時間チャート

Support: 1.2660 (S1), 1.2465 (S2), 1.2280 (S3)
Resistance: 1.2865 (R1), 1.3070 (R2), 1.3295 (R3)



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