昨日は、米ドルが他の通貨に対して値を下げたが、ボラティリティが低く、影響の大きい金融関連の発表が少なかったため、全体的に横ばいの動きが続いたようだ。 ファンダメンタルズレベルでは、市場はFRBの意図に懸念を持ち続けているようだ。また、より根本的なレベルでは、今のところそのシナリオは遠いが、米国政府のデフォルトの可能性に留意している。 米国株式市場は引き続き複雑なシグナルを発しており、上記の問題以外にも決算期を考慮する必要がある。今日はコインベース(COIN)、小売業のホームデポ(#HD)、ウォルマート(#WMT)の決算報告書の発表に注目したい。 通貨ペア市場に戻ると、今日のアジア時間でRBAの最終会合議事録が発表されたことに注目したい。
この議事録は全体的にタカ派的なトーンで、「オーストラリアのインフレ率は依然として高すぎる」、また「メンバーはさらなる利上げが正当化されることに合意した」という特徴があった。 この文書は、今後さらなる利上げを伴う金融政策の引き締めを予感させる傾向があり、金融面では豪ドルの上昇材料となるだろう。 タスマニア海の向こうニュージーランドでは、ニュージーランド準備銀行が金利決定を発表し、 50bpの利上げを行うとの予想が多く、ニュージーランドドルOISではそのシナリオが実現する確率が97.29%となっている。
もし銀行が実際に前述の利上げに踏み切り、付随する声明でさらなる引き締めを示唆するようなタカ派的なトーンを維持した場合、ニュージーランドドルはいくらか上昇するかもしれない。 欧州時間にはユーロ圏の2月PMI速報値が発表され、経済活動の改善を示唆する予測が示されるなど、全体的に忙しい1日になりそうだ。 また、米国時間にはカナダの消費者物価指数の発表があり、カナダ経済のインフレ圧力が加速することから、BoCのタカ派的な姿勢が強まり、カナダドルに何らかの支援を与えることに留意しておきたい。
その他の注目材料
欧州時間では、英国の2月PMI速報値、ドイツの2月ZEW指標、英国の2月CBI産業動向指標、ニュージーランドの2週間ごとの生乳オークションが発表される予定である。米国時間には、カナダの12月小売売上高、米国からは2月のPMI速報値、1月の中古住宅販売件数の発表があり、その後、ニュージーランドの同月貿易統計の発表がある。明日のアジア時間には、オーストラリアから第4四半期の賃金指数の発表があり、金融面では田村日銀委員の発言が予定されていることに注意したい。
EUR/USD 4時間チャート

Support: 1.0575 (S1), 1.0430 (S2), 1.0290 (S3)
Resistance: 1.0715 (R1), 1.0855 (R2), 1.1000 (R3)
USD/CAD 4時間チャート

Support: 1.3465 (S1), 1.3335 (S2), 1.3230 (S3)
Resistance: 1.3570 (R1), 1.3685 (R2), 1.3805 (R3)



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